
SpO2(経皮的動脈血酸素飽和度)とは?
SpO2は、赤血球内のヘモグロビンが酸素とどれだけ結合しているかをパーセンテージで示したものです。通常では、健康な成人の血中酸素飽和度は95%以上とされています。この値は、体の酸素供給が適切かどうかを示す重要な指標となります。新型コロナ感染症が流行した影響でSpO2という用語は浸透してきました。
なぜSpO2は重要なのか?
体の細胞や組織は、エネルギーを生成し、正常な機能を果たすために酸素を必要としています。SpO2が低下すると、十分な酸素が体内に供給されない可能性があり、さまざまな健康上の問題が生じる可能性があります。
SpO2の測定方法
SpO2は、パルスオキシメータという小型の機器を使用して、非侵襲的に測定することができます。この機器は、指や耳たぶに取り付けることで、光を透過させて血流の中の酸素濃度を測定します。
SpO2が低下する原因
- 呼吸障害や肺の疾患(例:COPD、肺炎)
- 高地や酸欠状態
- 心臓の疾患
- 長時間の深呼吸の不足
- 一部の薬物や麻酔
注意点
SpO2の数値だけを見て健康状態を判断するのは適切ではありません。具体的な症状や他の健康指標と併せて、医師の診断を受けることが重要です。
まとめると、SpO2は体内の酸素供給の状態を示す重要な指標であり、適切なレベルを維持することは、健康を維持するために不可欠です。何らかの症状がある場合や、SpO2の数値が異常に低い場合は、医師の診断を受けることが推奨されます。
◇一般社団法人日本呼吸器学会,酸素飽和度 SpO2とは 何ですか?
https://www.jrs.or.jp/file/pulse-oximeter_general20211004.pdf
一般社団法人日本呼吸器学会


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