障害について

障碍という字は何と読むかご存じですか.正解は「しょうがい」です.戦後,常用漢字の関係で使用できる漢字が制限され,「しょうがい」は障害と表記されるようになりました.詳しくは下のリンクからご覧ください.

http://www.rehab.go.jp/rehanews/japanese/No226/5_story.html

さて,現在も「害」の字のイメージから,「障害」,「障がい」と主に二つの表記がみられます.「障がい」の方は「害」のもつネガティブなイメージから地方自治体などで使われることがあります.「障害」の方は少し複雑です.戦後,常用漢字の関係で「障害」という漢字の書き換えをそのまま使っている場合があり,特に重要なのは法律関係は「障害」という書かれています.もう一つは社会モデルのバリア(障壁)という考え方から障害とあえて使う場合もあるようです.社会モデルでは環境のバリアが障害者を作るという考え方です.

東京パラリンピックを前に,法律などの「障害」の表記を「障碍(がい)」と改めるため、常用漢字への「碍」の追加を検討してきた文化庁ですが,結論として「碍」は新しい常用漢字として追加されませんでした.詳しくは下のリンクからご覧ください.資料へのリンクです.

https://www.bunka.go.jp/seisaku/bunkashingikai/kokugo/hokoku/pdf/92880801_03.pdf

このサイトでも「障がい」という語に関しては用語の不統一がありますが,ここに書いているような理由ですのでご了承ください.

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