松井紀和先生講演会「解放運動として取り組んだ諸活動」が2019年8月24日(土) 14:00〜16:00に埼玉県立大学 北棟 中講義室343で開催されました.
主催は精神科作業ヒストリア研究会でした.松井紀和先生は精神科医で「精神科作業療法の手引」という名著を書かれた著名な先生です.
講演はわかりやすく,溌剌としたものでした.質疑応答も盛んにおこなわれ大変盛況のうちに閉会となりました.
<講演会紹介のホームページより>
『解放運動として取組んだ諸活動』・・講演要旨・・
昭和28年、北海道大学医学部を卒業した私は、入学前より希望していた精神科医して某精神病院に勤務することになった。
そこで見た状況は、私が望んでいたものとは違っていた。そこで、私は、自分のできる活動を使って、自由な雰囲気で患者たちと付き合いたいと思って、院長の了解を得て取り組むことにした。
それは、やがて、レクリエイション療法とか作業療法とか、芸術療法とか、音楽療法、心理劇等と呼ばれていることがわかった。
29歳で病院長として山梨に赴任することになり、それまでの経験をより積極的にやることになった。しかしそれは決して平坦な道ではなく、様々な困難にも出遭った。当日は、その状況を紹介しながら、ふり返ってみたいと思う。