内部障害と合理的配慮【東大PHEDウェビナー】

今回は内部障害がテーマでした.障がい学生支援の中に占める病弱・虚弱な学生の割合は大きいものがあります.しかし,支援の形がイメージしずらいところでもあります.
講義では用語の定義の確認が丁寧に示され,支援の対象が整理されました.制度的には児童福祉法の規定に基づく小児慢性特定疾病や身体障害者福祉法の規定に基づく内部障害に該当する疾患ということです.
支援の形として,出席についてどうとらえるかが議論となっていました.ここは教育の根幹に関わる事なので答えは簡単に出ないと思われます.いずれにしても内部障害がありながら大学に通う学生の学びたいという願いをどのように結実していくかは,個々のニーズにそったきめの細やかなアプローチが鍵となるのでしょう.

<概要>内部障害のある学生の大学生活では、個々の疾患や状態を適切に見極めた上で、一人一人のニーズに即した支援を構築する必要があります。しかし内部障害、具体的には難病や慢性疾患は、症状が多様でかつ困難性が目に見えにくく、支援者向けのリソースも広く共有されていない状況にあります。今回のCBIウェビナーでは、基本的な概念や法律からニーズ判定の考え方まで、内部障害支援に役立つヒントを共有したいと思います。

■当日はスライドを表示しますが、事後にみなさまに共有します。ご安心ください。
■スピーカーが話している途中でもご質問をお受けできます。「チャット」から入力してください。

■スピーカー:渡部 沙織さん(東大先端研所属・日本学術振興会特別研究員PD)
■主催:東大PHED

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