平成30年度 第2回 障害のある学生支援研修会

平成30年度 第2回 障害のある学生支援研修会

<コメント>
埼玉県立大学で今年度2回目となる障害のある学生支援研修会が実施されました.
テーマは発達障害ということですが,学内の障害のある学生支援研修会ではこれまでになく参加者が多い研修会となりました.
本学の教職員は発達障害について関心が高いということがわかりました.なお,全国的にも教職員は発達障害について関心が高いと思われます.

<概要>
日時:2月15 日(金)10:40~12:10

対象:教職員

内容:
発達障害の理解
・発達障害の基礎的理解及び学校での教育的支援の観点と方法
意見交換・質疑応答
・アンケート調査の結果や実際の事例を通して学習支援の方法を学ぶ

災害発生“前”における大学と障害学生の準備【東大PHED専門研修CBIウェビナー】

災害発生“前”における大学と障害学生の準備【東大PHED専門研修CBIウェビナー】
日時:2月13日(水)13:30~14:45

今回は,災害発生“前”における大学と障害学生の準備というテーマでした.通常の防災準備だけでもなかなか大変だというイメージでなかなか障害学生の準備まで行き届かないというのが現状ではないでしょうか.

そのような中,佐藤さんは予想されている災害の概要と障害学生について,特に車いすの学生については現実的な解説がありました.

酒井さんは個別避難計画書作成のためのワークショップの経験からそのプロセスについて説明がありました.障害学生等の災害時対応ハンドブック(仮)というものができそうだということで期待してお待ちしております.

<概要>授業や試験などにおける合理的配慮だけでなく、災害発生時、交通機関の不具合、事故や人災などのインシデントといった不測の事態への障害学生対応をどのように行うかについては、高等教育機関の間でもかなり温度差があるように思います。そこで本セミナーでは、まずもって災害に注目し、災害発生時に必要な対応を概観した上で、どういった準備が必要かを考えます。大学の体制、支援室の立ち位置、担当者や学生の経験などに応じて、準備をスタートをさせるためのヒントを共有しましょう。

■スピーカー:SIG-EP 佐藤剛介さん(高知大学)+酒井春奈さん(立命館大学)
■形式:パソコン・タブレットからzoomを通して視聴。文字による情報保障(UDトーク使用)があります。
■主催:東大PHED/SIG-EP(防災に関する専門部会)

重度障害のある学生に聞く!学生生活とソーシャルワーク【東大PHED専門研修CBIウェビナー】

重度障害のある学生に聞く!学生生活とソーシャルワーク【東大PHED専門研修CBIウェビナー】
日時:2月7日(金)13:00~14:15

東京大学障害と高等教育に関するプラットフォーム形成事業(PHED)による研修が,zoomを使って行われました.

webで受講できるというのは本当に便利でこの企画(ウェビナー)が継続していることに感謝いたします.

今回は,現役大学生の話が聞けたのが大きな収穫でした.重度障害のレベルにある方が種々のサポートを活用して大学生活を行われているというのは,支援する立場のものとしても勇気を与えられました.中身が具体的でイメージできました.
アシスティブテクノロジーの分野ではおなじみの奥山俊博さん(東京大学先端研/SIG-AT)と学生さんとの阿吽の呼吸も現実の理解を深めるうえでよかったです.
また,現状では制度利用の具体的利用法の形がケースバイケースで無数にあるのだということが,大村美保さんの解説でわかりました.

トイレの開閉の工夫,ドアロックのスマートフォンの利用,身体介助の制度利用について,障害支援区分と聞きながらメモを取ることも多かったです.

<概要>重度障害のある学生の大学生活では、授業や試験における合理的配慮だけでなく、より個々の生活レベルに密着した身辺介護が求められることがあります。今回のCBIウェビナーでは、重度障害のある大学生をゲストを迎え、学内、そして学外の生活を、画像資料付きで紹介してもらいます。具体的な事例を通して、重度障害のある大学生に必要となるソーシャルワークを考えます。

■スピーカー:大村美保さん(筑波大学/SIG-CSW)、奥山俊博さん(東京大学先端研/SIG-AT)、
■ゲスト:現役大学生
■形式:パソコン・タブレットからzoomを通して視聴。文字による情報保障(UDトーク使用)があります。
■主催:東大PHED/SIG-CSW(キャンパスソーシャルワーク)+SIG-AT(支援機器)