【一般目標9:作業療法の対象となる生活機能と障害について焦点化する。】
◇◇行動目標:
・・・9-1 「肯定的側面と否定的側面」を抽出する。
今回は,・9-1 「肯定的側面と否定的側面」を抽出する,がテーマです.一般目標9:作業療法の対象となる生活機能と障害について焦点化する,の最初の行動目標です.
この行動目標は,生活機能と障害についての「肯定的側面と否定的側面」を抽出するということでしょう.生活機能と障害という二つの用語が使われているのは,マイナス面だけでなくプラス面をあげる,つまり,利点と問題点と両方をあげましょう,ということだと思われます.国際生活機能分類(ICF)の考え方がいかされています.
症例報告書では,大きくICFの図をかき,心身機能と身体構造,活動と参加,環境因子と個人因子のそれぞれの箇所に利点と問題点を列挙していくということになります.
【文献】社団法人日本作業療法士協会養成教育部:臨床実習総論.作業療法臨床実習の手引き 第4版: 社団法人日本作業療法士協会,2010.
http://www.jaot.or.jp/wp-content/uploads/2012/08/rinshoujisshuVer.422203251.pdf