1. 職業人としての態度・適正
【一般目標1:常識的態度や責任のある行動を身につける。】
◇◇行動目標:
・・・1-5 守秘義務を果たす。
今回は,「守秘義務を果たす。」がテーマです.健康情報に関する情報というのは極めて重要な個人情報の一つでしょう.作業療法士は医療職という立場からカルテなどから健康に関する特別な情報を知ることができます.同時に守秘義務を果たすという義務が発生します.法律や罰則もありますから下に示しておきました.実習生の場合も「守秘義務を果たす。」重要性は同じです.養成校でも実習指導者の先生からも何度も説明を受けたことと思います.以下に注意すべき具体例をいくつかあげておきます.
・SNSには絶対に書き込まない.写真やデータをのせない.
・電車やバスなどでの会話に注意.
・メモ書きの紛失注意.
・USBメモリーの紛失注意.パスワードを設定しておく.
・ノートパソコンの置き忘れ注意.起動にパスワードや生態認証等を設定しておく.
・必要でなくなった情報の破棄に注意.たとえば紙はシュレッダーへ.電子情報は適切に削除.
【関連法規】
第二十一条 第十六条の規定に違反した者は、五十万円以下の罰金に処する。
【リンク】理学療法士及び作業療法士法
http://elaws.e-gov.go.jp/search/elawsSearch/elaws_search/lsg0500/detail?lawId=340AC0000000137&openerCode=1
【文献】社団法人日本作業療法士協会養成教育部:臨床実習総論.作業療法臨床実習の手引き 第4版: 社団法人日本作業療法士協会,2010.
http://www.jaot.or.jp/wp-content/uploads/2012/08/rinshoujisshuVer.422203251.pdf