臨地実習は誰のため

臨地実習は誰のために実施されるかというと,それは作業療法士の国家資格を取得しようとしている学生さんのためです.基本的に施設の指導者の先生や養成校の教員は,学生さんが作業療法士になるための様々な教育目標の達成を支援しているが役割といえるでしょう.しかし,ここで決して忘れてはならないことがあります.

患者さんは病院でリハビリするためにいらっしゃているのです.学生さんの症例報告書のためではありません.このことをよく認識しておかないと残念な実習になってしまいます.もちろん,学生さんとの関わりが良い結果に結び付く患者さんもたくさんいらっしゃいます.

また,施設の指導者の先生は,新しい作業療法士を育てるという熱意で自分の時間を削って指導していただいているのが普通です.

臨地実習の場において,患者さんや施設の指導者の先生に感謝することはよりよい実習に結び付くと思います.

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