実習指導者の先生やスタッフの先生との信頼関係について考えてみます.
第一に重要なのは,大学と病院は組織として異なった目的を有しているために,いわゆる文化が違うということです.大学は学問をする場所で基本的に自由で公平な空間というイメージがあります.
病院ではここが役割を担い高度な課題を処理しなければなりません.
・社会人としての基本的な技能(挨拶,電話の応対・・・).たとえば提出物の締め切りには厳格です.
・作業療法士としての知識と技能.自分自身がしっかりと事前学習し準備することも必要ですが,現場をしっかり観察することは,今後にとても役立ちます.
・リスク管理.情報をしっかり把握し,適切な対応,報告が必須です.
など,いろいろあると思いますが,最終学年の長期の実習では将来を見越した指導も多いと思われます.ですから,前向きに実習に取り組めていることや医療職としての倫理観も重視されます.